馬主席のことを書いていたら、有馬記念まで辿り着けなかった。
今回は私が何度かお邪魔した阪神競馬場の馬主席についての続き。

馬主席に行くには車なら専用の入り口と駐車場がある。
基本的には「競馬場へは電車などの交通手段で来てください」と中央競馬会側は言っているので、
車で競馬場に近づくには、何度か警備のバリケードを越えなければならず
そのため「馬主」プレートは重要。
もちろん歩いて場内の専用入り口から入ることもできる。
入ってすぐのところに可愛い制服を着たお姉さんがいるのでそこ受付を済ませて入場章をもらう。

以前入り口入ったら、友人が受付のバイトをしていてびっくりしたことがあった。
外はたくさんの人が集まってワサワサしているが、
馬主席は別世界。
エレベータで上に上がると、広々としたロビーが横長に広がっており、
その向こう側=本馬場側に階段状の席(ブース)があり馬場がよく見える。

専用のレストランがいくつかあり、
コーヒーなどが買えるカフェのようなものもある。
お酒も買えるので、ブースに飲み物を置いて予想したりレースを見たりできる。
昨日アップした写真だけど、
ここに座っている男性はビールらしきものを席に置いている。

席には小さなモニターがあって
さまざまなレースや、レースごとのオッズが表示されるので
見たいものを切り替えて見る。
競馬の予想に欠かせないのが“競馬新聞“

これは場内で売っていないので、
それまでに駅やコンビニで買っておく必要がある。
この“新聞“に馬の情報、
枠順、騎手、馬体重、親の名前、これまでのレースの結果など
それはそれは細かい字で膨大な情報が書き込まれている。
ドラマ『ロイヤルファミリー』でも
父親の血統がどうだこうだ、
この子とこの血統は合う合わない
など言っていたが、
競走馬=サラブレッドは血統がかなりの重要ポイント。
知らない馬だったとしても
競馬新聞に乗っている、両親とそのひと世代前のお父さんの名前を見ればどんな馬かがわかる。
だからレースで絶対に勝つとは言えないが、
馬によって「得て・不得手」はある。
話を阪神競馬場の馬主席に戻そう。
勝ち馬を予想する上でもう一つの方法は
直接馬を見る🐎
という方法。
それができるのがパドックだ。

出走前の馬が小さなトラックのようなところをぐるぐる回る。
まず馬だけで回ったらその後に騎手も騎乗する。
パドックは小さく、至近距離で直接馬が確認できるので予想に役立つ。(はず)
「意気込みすぎているなあ」
「なんか元気がないような感じだな」
「他の馬と比べて小さく痩せているなあ」
など、なんとなーーーくはわかる。
ただこれも、アテにはならなくて、
元気なさそうに見えた馬が、
レースになると俄然パワフル馬に変貌して勝つこともある。
騎手の武豊が、
「パドック見てもわかりません」
と言っていたので、本当のところはわからないのではないかと思う。
このパドックだが、
馬主席からは専用通路があり、
パドックに降りても馬主専用の馬を見るエリアがある。
上の写真はそのエリアから写したもの。
そのため、一般のお客さんと一緒になることはない。
私は時々パドックに降りて近くで馬を見ながら、
「あの子のお尻の白い斑点が可愛い」
「前を通った時にお辞儀した」
なんて、どうでも良い理由で馬券を買っていた。
馬主席からパドックに降りたくない場合は、
上からこのように見下ろすことができる。
これが馬主席から見下ろしたパドックの様子。

馬主席は本馬場側がガラス張りだが、
反対側のパドック側(裏側)もガラス張りになっている。
さあ、馬を決めたらいよいよ馬券の購入。
馬主席には、無人(自動発券機)と有人両方の窓口がある。
私はいつも有人窓口に行って、
ニコニコしている、なんとなく福々しいお顔の方から買うようにしていた。
馬券は口頭で
「3連単を、この5頭のボックス(全通り)で100円ずつください」
というと担当お人が対応してくれる。
☆3連単?ボックスってなに?と思った方。
ここで説明していると長編になるので、無視して☆
そうでない場合は、常備されているカードに鉛筆でマークをしてそれを渡すか自動券売機に入れる。

どこの競馬場の何レース。
何番と何番と何番の馬を
3連単なのか3連複なのか、どちらで買うのかなど
自分の予想通りに正確にマークする。
外は暑かったり、寒かったり、人混みだったりするけれど、
馬主の特権である馬主席は、馬券を買う窓口が空いていること。

これは私が勝った実際の馬券。
200円しか勝ってない
はずかしーー。
まあまあ、シクラメン賞というレースでメインでもなさそうなので、
とりあえず運試しで買ったという感じ。
馬券は100円から買えるので、自制心があれば散財することはない。
当たった馬券は払い戻し専用の場所があるので、
当たり馬券を差し込むとお金が出てくるしくみ。
「じゃらっ」と出てくることが多かったけれど、
賭けもせずに馬のかけっこを見ていても面白くないから、ね。
最後に、ドラマの中であったように馬主は自分の馬に
「行けーー!」
「ファミリー!!(馬の名前)」
などと叫ぶのか?
これは、ドラマほどは叫びません。
ドラマは少し大げさに表現していたかな、と思う。
ただ、最後にゴールまで接戦になって勝てそう
という時に、思わず
「行け!」
「させ!」
と言ってしまうことはよくある。
しかし、それは力が入って思わず漏れるという感じ。
他の馬主さんもいるので、
あまり品なく{やったぜ!」みたいな態度はNG。
競馬はもともと貴族の遊びというか社交のひとつだったので、
お上品に振る舞うのがマナー。

そしてそこに馬主さんがいる馬が勝つと
「おめでとうございます」
と声をかける。
レースに優勝した馬の馬主は
「口取り式」という撮影があるので、下に降りていく。
この撮影には、馬と馬主、騎手はもちろん
厩舎、調教師、馬の生産者、馬主の家族・友人などが参加する。
私の父はちゃっかりこの撮影に参加したことがある。
図々しい
いろいろモザイクいれているけれど、これがその時の写真。
口取り式で写した写真とともに、
馬が走っている様子(右上)と勝ち確定の電光掲示板(左上)
これらを組み合わせて、額みたいなものに入れて参加者に配布してくれた。
![IMG_E0817[1]](https://livedoor.blogimg.jp/iamsamantha/imgs/7/5/759be9f9-s.jpg)
このときこの馬は2番人気。
騎乗は福永祐一騎手。
いまは騎手は引退して調教師となっている。
以上、阪神競馬場・馬主席レポートは終了。
このシリーズ最後はドラマでも話題になった「有馬記念」のある出来事について。
縁起が良い話なのでお正月にぴったりかも。
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