テキサス移住のひきこもごも

半世紀以上住んだ日本に見切りをつけて 楽しみを追求するために2019年アメリカ移住 エンタメ、スポーツ、文化、生活など、 アメリカ在住目線で発信

カテゴリ: カスタマーサービス

日本にいるころ、私は『人を育てる系のコンサルティング』をしていた。

その中の【カスタマーサービス】
店舗のスタッフ、車の販売店のスタッフ、レストランのスタッフなど
様々な職種のスタッフへの教育や試験の審査を行っていた。

しかし、いつも教えている自分自身が納得いかないことがあった。
それは、特に洋服などを売る店舗、
ハイブランドの高級店ではなく、大型ショッピングモールに入っているような店舗での店員の
「こうあるべき」という指導。
sekkya

大型ショッピングモールでは、たくさんの店舗が入っているので、
スタッフの教育はそれぞれの店舗、それぞれの会社が行えばいいのだが、
それだと ”ひとつのショッピングモール” という括りで考えた場合の質が統一されない可能性がある。

そこで、そこに入っている、
例えばスタバであろうと、ユニクロであろうと、マツキヨであろうと
すべてのスタッフは統一された決まりみたいなものを叩きこまれる研修を受けなくてはならないことが多い。

その中で、洋服、雑貨などを売る店舗のスタッフについて、だ。
そこの掟(おきてよ、おきて)として、
①常に動いていないといけない
②常に声を出していないといけない

というものがある。

奥でスタッフがじーっと突っ立っている店舗はお客さまが入りづらいからという理由だ。
特に店舗内をウロウロしていなくてもいいのだが、
洋服を畳み直したり、
商品のディスプレイを整えたりして、
動きがいる、というのだ。
これは少しはわかる。
じーっと突っ立ってるとサボっているようにも見えるし、
スタッフがバックヤードに引っ込んでいて、
パッと店内を覗いて誰もいない店舗には入りにくいかもしれない。

でも、スタッフがあまりにも店舗内をウロウロしてひっきりなしに何かを触っているようだとなんだか落ち着かないし、
商品を見たり触ったりしていいものだろうかと感じてしまい、かえって入りにくいと感じることがある。

そしてこれより問題なのが②である。
「いらっしゃいませー」
「どうぞご覧ください」
などと声を常に出せというのだ。

どんだけ安い店!?
と思わない?

理由は、活気がない店には入りにくいから、だそうだ。
私はこれが大嫌いだった。
でも、言わされ感たっぷりの様子で店舗内をウロウロしながら
「いらっしゃいませー」「いらっしゃいませー」とスタッフが言っている店に入りたいだろうか。

令和になってからは教育に関わっていないが、
平成の最後まで、なぜこのような接客を強いていたのか、私には理解不能であった。

アメリカみたいに
絶対に仕事じゃなくて私用のスマホ見てたよね
とか、
スタッフ同士、絶対に仕事のことじゃないおしゃべりしてキャッキャッ言ってたよね
というのも困るが、
最低、お客さまが入ってきたときは、
◆笑顔
◆アイコンタクト
◆ひと言声掛け

この3つをしてくれたら、それで良いではないか。

アメリカの店舗で私が好きな接客は、まず
Physical-store-still-vital
というように明るく言ってくれること。
それもごく短く、簡単に。

How are you?には特別な意味はなく
「いらっしゃいませ」ともとれるし
「こんにちは」ともとれる。

それに対しこちらもひと言返して、あとは基本的に放置でOK。

ただ、
Off
とか、
Off
これだけでいい。
そして、こちらが何か聞きたくて、誰かいないか見渡した時に
それほど遅くないタイミングで気付いてくれればそれで良い。

一般的にアメリカのスタッフは、べったりお客さまにくっ付くことはしないが
「すごく似合ってますね」
「私もこの色大好き」
などプラスの言葉をサラッと投げかけてくれる。

ずっと「いらっしゃいませー」「いらっしゃいませー」と言い続けていたら、
「いらっしゃいませ」が安売りになる。
自分が店舗に入ってきたから
「いらっしゃいませ。ありがとうございます」と言っているのか、
安売りの「いらっしゃいませ」なのかわからない。

あと、会計のあと、
「お出口までお持ちします」
と言って、ヒトが買った紙袋を持って見送る、あのやり方。
店舗の入り口に執事でもいるのであれば、
持って行ってもらって渡してもらえばいいが、
そんな者はおらん。

お金を払った時点で私のものなんだから、好きに持たせてくれ。
しかも、袋を持って見送られると、
「とっとと出て行ってくれ」と感じる人もいるのではないか?

retail
👆これでいい。
お礼を言って笑顔で渡す。
そしてお客さまが買ったものに対し、
「これ、かわいいですよね」とか
「このドレス、私も好きです」とか言ってくれることが多い。
せっかく買ったのだから、エエ物を買ったぞ!という気分になりたいのは当たり前。
そこをひと押ししてくれるので、とても嬉しい。

日本の大型ショッピングモールなどでは、教育を受けたスタッフが実際に教えられた通りに接客しているか(声を出しているか、とか、店舗でじっとしていないかなど)を抜き打ちで調査されることがある。
その結果、店舗の点数というか評価が出て、あとでフィードバックされる。

もう少し、日本の型にはまったやり方とアメリカのフランクさ、
この2つが合体したようなサービスはできないものかね。

いやいや、ただでさえ立ち仕事で大変なのに、店舗のスタッフは楽じゃない。


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日本にいるころ、私は『人を育てる系のコンサルティング』をしていた。
『人を育てる』と曖昧に書いたのは、
様々な職種、
様々な肩書、
様々な場面があるからだ。

その中のひとつに【カスタマーサービス】がある。

日本にいた頃、
2005年以降、毎年数回アメリカに遊びに来ていた。
そこでお店などに入ると、店員の対応に
なんじゃこりゃ
と思うことが何度もあった。

ある時ワガオと車の部品などを売っているお店に行った。

お店に入ると誰もいない。
他にお客さまもいない。

カウンターには誰もいない。

ワガオは平然としている。

店員が出てこない。
留守なのか!?

30秒、1分、1分半、2分。
この時間は意外と長い。

私は、まさに
なにしとんねん
と思っていた。

でもワガオはわりと平然としていた。
運転しているとき、あんなにいちいち怒鳴り散らすワガオが。

するとしばらくすると店員が奥からふら~っと出てきた。
はろー
普通だ!
小走りで来るわけでもなく、
「Sorry」のひと言もなく
いい訳すらない。

普通の表情とスピードで奥から出てきた。

そこでワガオは、文句を言うわけでも、ムスっとするわけでもなく、
普通に「あのー、車の部品なんだけど...」と話し始めた。

私は当時、その様子を見ていて、
あんび
だった。

なぜすぐに出てこない!
なで遅れたことに謝らない!
なぜお客さまのワガオも平然としているんだ!


日本では違う。
まず、他のお客さまと応対中でもない限り
別のお客さまを待たせるなんでことは許されない。
「お待たせいたしました」
「申しわけございません」
「失礼いたしました」
といった言葉は必須だ。

しかし、
アメリカに来てもうすぐ5年。
この感覚が変わってしまった。

確かに丁寧なのだが、
久しぶりに帰った日本でその対応を受けると
まどろっこしい
バカ丁寧で逆にうざい
そんなのいいから!
とまで感じるようになってしまった。

上の体験のように店にお客さまが来ても数分誰も出てこない、なんてのはかなりヒドイが、
少し待たされても平気になったし、
「お待たせしました」のひと言がない、といってムカついたりしなくなった
たとえ少し待たされても、
その後、明るく対応してくれれば、特に文句はない。

その理由として、
まずアメリカの時間の流れ方と日本のそれでは違いがあるからではないかと思う。
日本は、やはりセカセカしている。
時間に正確と言うとそれは素晴らしいことだが、
俯瞰で日本を見ると、時間に縛られているように思える。
アメリカという物理的にも広いところに住むと、
数分待たされることに対してのおおらかさが身に付いてしまうのだ。

約束の時間についても
私は少しでも遅れるとイライラというかハラハラし出すのだが、
こっちの人はさほど気にしない。
待たされた方もちょっとは怒っているだろうと思って
「Sorry for being late」
なんて言っても、
全然怒っている風はない。

だんだん、こういったことに自分だけイライラしているのがバカらしくなってくる。

文化が違うとサービスも違うんだなと思う。

ただ、日本のサービスの良さをもう少し取り入れたらいいのに、と思うこともある。
ブログのカテゴリー【カスタマーサービス】で、
今後も少しずつ「日米ハイブリッドサービス」について書けたらいいな、と思っている。

クリスマスも近づくと、プレゼントなんぞ買うことも多くなる。

日本だと、
「プレゼント用にしてください」
なんて言うと、
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簡単だけど、プレゼント用の袋に入れてくれたり、
またデパートなどでは、

maxresdefault
アメリカ人が1人でもできない驚愕のこの包み方
最後にテープひとつで留めて、

ダウンロード
はい、こんな感じでリボンで仕上げてくれたりする。

さてアメリカは...?
先日、会社を辞める方へのプレゼントを買いにいって
「プレゼントのラッピングってできますか?」
と聞いてみたら、

「これしかできませーん」
と言って出てきたのがコチラ。

IMG_7041

ハイ、定番の、
シャカシャカした薄紙
(こちらでは ”ティッシュ” と呼ぶ)
これを無造作に突っ込んで終わり。

お店によって、
この ”ティッシュ” の色や柄がある場合もあるけれど、
これ以上のラッピングが必要な場合は、
自分でしなければいけない。

日本のプレゼントラッピングの文化は素晴らしい。


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私は日本で
ビジネスマナーや
カスタマーサービス
なんてことをテーマにした
講義や研修、コンテストの審査などをしていた。

ご存知の通り、
日本の店舗におけるカスタマーサービスの
『こうあるべき』という
『あるべき姿』は、結構堅苦しいし、
ルールにがんじがらめになっている。

手は右手を下にして体の前で組め、とか
私語厳禁、とか
お辞儀の角度は何度、とか。

実は、教える方にもルールがあるので、
それに則って教えていたものの、
『こんなことされてお客様って嬉しいのかな』
と思うことはしばしばあった。

ただし、良い機会だから
これだけは伝えたい。
この写真。
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この写真のかたは、どこのどなたか存じませんが、
このお辞儀は私でもアウト。
①肘を張ってはいけない
②手の位置も胃が痛いみたいでダメ


だって、変じゃない?
ご飯を食べる時も肘を張ったりしないでしょ。
皇室のかたをご覧あそばせ。
誰も肘張ってないから。


さてさて、話を戻そう。
本日、
ニーマン・マーカスというデパートに行った。
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ここは、所謂
”高級デパート”で、
ハイブランドの商品が並び、
店舗の雰囲気も良い。
更に、従業員も ”シュッ” としていて対応が丁寧である。

さて、靴売り場の横を通ったとき、
こじゃれたスーツをパリッと着た男性定員が’通路付近に立っていた。

しかし、その人はスマホを見ていた。

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ま、こんな感じ。

でも、すぐに私に気付いて、
笑顔で挨拶をしてきた。
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例えば日本のデパートで、
店員がスマホを見ているなんてとんでもない。

レジ近くで、手元が見えない場所でこそっと見ることはあるかもしれないが、
在庫を調べているわけでもなく、
店舗に関係することをしているとは思えない様子でスマホを見るなんてご法度だ。

しかし、アメリカ生活4年。
その姿を見ても何も感じなかった。
もちろん不快ではなかったし、
すぐに通路を通る私に気付いて
「Hi」と笑顔を向けてくれたことに好感すら感じた。

この感覚、、、
私は変わってしまったのだろうか。

しかし、日本にいる頃から
やりすぎ感のある日本の接客に疑問は感じていた。

きっと、アメリカと日本を足して二で割ったぐらいがちょうどいいのではないかと思う。

よし!本でも書くか!!!

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