屋久島【縄文杉への道】もいよいよクライマックス。

前回の最後「夫婦杉」から縄文杉までは0.7キロ。
しかしその1キロ足らずの道のりに30分から40分かかる。
山道はやや険しく、細い階段も多い。

しかし、頑張ればいつか報われる。
踏ん張れば、いつかたどり着く。
朝5時50分に荒川登山口を出て、約6時間、ちょうどお昼の12時ごろに
縄文杉に到着した!!

ラスボス感がハンパない。
ここで、縄文杉と屋久杉と普通の杉の違いを説明。
まず屋久杉というのは、樹齢が1000年以上の杉のことを指し、
屋久島にはこのような杉が多数存在する。
では縄文杉は?というと、樹齢が約2000年から7200年のものを指して言うが、
樹齢1000年以上は屋久杉なのだから縄文杉も屋久杉に分類される。
そして樹齢が1000年に満たない数100年の杉は「小杉」と言うらしい。
屋久島では数100年の杉はまだまだ、ということだ。
ラスボス縄文杉は樹齢約2000年から7200年と随分と幅がある。
それは、中心部が空洞になっているので、正確に樹齢を測ることができないため。
しかし周辺に生育する杉の大きさから判断して、約7200年という数字が導きだされたのだそう。

縄文時代は約15000年前から2400年前までとされているので、
たぶん、縄文時代からこの場所に存在し、地球を見つめ続けて来たのだと思う。
そう思うと、すごい。

さて、登山口から縄文杉までの道のりは一本道で、反対側に抜けるルートもない。
なので、必死で登ってきた道のりを今度は5時間で帰らなければいけない。
なぜかというと、帰りのバスが5時発だから!
そう。私たちは専用のバスに乗ってきたため、帰りに履き替える靴などは、早朝乗ってきたバスの座席に置いたままなのだ。
緩やかな道ならば下りは少し早く歩けるはず。
しかし山道を下るのは登るときより場合によっては時間がかかる。
また、朝から6時間も歩いているため、疲れていてペースダウンするのが普通だ。
ここでガイドの日高さんの決断!
私たちは6名のグループだったが、ペースが遅い私と友人2人は日高さんと下山し、
山に慣れている4人は、5時のバスに間に合うように別のガイドが率いているグループに参加させてもらうことに。
ということで、縄文杉を出るとき、ガイドは私たち2人は5時のバスは諦めて、別のバスに乗せようという段取りをし、連絡していた。
私の山歩きの問題は下りだった。

はっきりとした理由はわからないが、昔から階段を降りるのが苦手だった。
家の階段から何度も転げ落ちたことがあるし、
そとでも大けがはしていないが、階段を踏み外すことしばしば。
多分、三半規管がイカれているのだろう。
まあ、私の下りが遅いったらありゃしない。

横向きになって降りている様子からもビビっているのがわかる。
ガイドの日高さんは、途中何度もトランシーバーで他のガイドと連絡を取りながら
「5時のバス無理。あとのバスで連れて帰る」
と言っていた。

ゆっくり、ゆっくりだったが、山道2.5キロを下り、トロッコ道まで転げ落ちることもなく到着できた。

しかし時間はすでに3時過ぎ。
トロッコ道は8.5キロある。
人は普通の道を普通に歩いて時速4キロ。
下りのトロッコ道といえども山道には変わりない。
しかもここまでかなりの道のりを歩いている。
途中で休憩を取りながら進むことを考えると5時までに登山口に戻るのは難しいように思えた。
しかし、苦手な階段の下りをすべて終えた私は、ここから脅威の底力を発揮する。
ガイドを先頭に歩くとペース配分をして遅くなりそうだったので、
私が先頭になり、できる限りの速さで歩き出した。
めちゃくちゃ歩ける!
めちゃくちゃ元気だ!
往路そして復路の山道をゆっくり進んだことから、体力が温存できていた。
もともと苦手なのは下りの階段(もしくは階段状になっているところ)なので、
基礎体力がある私はなだらかな道ならば強い。
脅威のスピードで歩き出した私に、ガイドの日高さんが
「このペースだと30分ぐらいしかもたないぞ」
と言った。
しかし私はそんな感覚は全く持っていなかった。
まるでさっき歩き始めたように、軽快に歩いて行ける。
苦手な下りが終わったことが、私の気分を盛り上げていた。
30分経過。
ペースは落ちない。
45分、1時間経過。
全く同じ速いペース。
下りの山道で私たちを追い越していったグループを、今度は反対に私たちが追い抜いて行く。
私の友人も、縄文杉トレッキングのために何キロも歩いたり、階段を上ったりしてきていた。
またスキーやダイビングをする人なので、基礎体力と脚力はある。
ガイドの日高さんが私のことを「別人になってる!!」と言う。
このペースなら5時のバスに間に合うかもしれない。
5時発のバスに乗るということは、5時少し前に荒川登山口まで戻らなければいけないということだ。
ペースを落とすわけにはいかない。
結局、私たちより先に歩いていたグループ、5組か6組ほど抜いて、
荒川登山口に4時45分に着いた!!!!
1時間6キロのペース。
登山口に着くと、縄文杉を出る際に分かれた同じグループの4人がベンチに座って休憩をしていた。
間に合った!!
再開を喜ぶ私たち。
最後は帳尻合わせたぞ!
これにはベテランガイドの日高さんもびっくり。
捻挫や怪我などなく縄文杉トレッキングを終えられたので、まずはバンザイ。
足首も大丈夫。
膝も前日にホテルのスタッフからテーピングをするように教えられていたので、全く痛めることがなかった。
膝のテーピングは、膝の周りをくるっと一周囲むようにテープを貼るだけ。
そんなにガチガチに留めず、ふわっと巻いただけだったが、かなり助けになった模様。
おススメ。
ただし、太ももの筋肉痛はハンパなかった。
その日の夜は、腰にも少しきていたので、寝返りをうつのも「イタタタタ…」という感じ。
次の日から数日は、トイレや椅子に座る、階段を降りる、こんな動作ごとに「イタタタタ」と言って、歩き方はペンギンみたいになっていた。
筋肉痛には葛根湯が効くらしい。
振り返ると、いろいろ迷惑をかけたかもしれないし、気を遣わせたかもしれないけれど、
「縄文杉まで行った」という達成感は、何事にも代えがたかった。
最後に縄文杉トレッキングのまとめ。
結果として登山初心者でも行けると思う。ただし、体力がないと厳しいかもしれない。
できたら、数か月前から簡単な登山でいいので経験を積んでおくとよい。
一生に一度は行くべきと言われる縄文杉。
もし少しでも興味があるならば、できるだけ若いうちに行くべし。
今!そう今があなたの一生で一番若いときなのだ。
明日になれば1日歳をとっているのだから。
いつか行こう、ではなく、決断するなら今!かもよ。


屋久島【縄文杉はの道】完
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的な気持ちが高まる。
