テキサス移住のひきこもごも

半世紀以上住んだ日本に見切りをつけて 楽しみを追求するために2019年アメリカ移住 エンタメ、スポーツ、文化、生活など、 アメリカ在住目線で発信

カテゴリ: 歴史

京都に住む友人から
「年越しは清水寺で除夜の鐘~」
というメッセージとともに写真が届いた。
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これぞ日本のお正月という感じ。

大晦日に紅白歌合戦の華々しいフィナーレから
次の瞬間に、
雪深いお寺の境内にある除夜の鐘の音が
ぼーーー–ん。

このギャップが凄い。

諸外国の新年が派手な花火の演出で盛り上がるのに対し、
日本のお正月は静かだ。

Xで各国の新年の写真を比較していて、
日本だけとっても「地味ーーー」なので、
外国の人からは「なぜ?」と思われているという投稿があった。

ロンドン
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パリ
ダウンロード (8)

シドニー
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日本
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日本でも花火が上がるところもあるだろうけれど、
日本の新年といったら、
ゆく年くる年の中継場所の景色でしょう。

大晦日から新年にかけてわたしたち日本人が
何気なくやってい行動は、よく考えてみるととても興味深い。

まず除夜の鐘というのは仏教の行事。
なのでお寺で行われる。
108つの鐘の音で、今年一年の「煩悩(迷いや汚れ)」をきれいに洗い流し、
心をゼロに戻すという意味がある。

そして年が明けて元日になると、
初詣に出かける。
初詣は、その土地の神様(氏神様)や
年神様に新年の挨拶に行き、
「今年も家族が健康でいられますように」
と新しい一年の幸せを祈ります。

そう!
大晦日に一度ゼロにリセットして
新年に新しい一年の幸せを祈る。
だから大掃除も年末に行って、新年に備える。

日本人は何かを願ったり、
何かを迎えようとするときに、
禊(みそぎ)やお祓いといった「一度リセット」という考えがあり、
何気ない行動の中やルーティーンに入っていることがある。

アメリカでは「大掃除」なんて風習はない!

そしてアメリカをはじめ西洋では、
大晦日や新年(お正月)に宗教的な意味はない。
それでもNew Yearなので、
心を新たにしたり、決意をしたりすることはあっても、
それは単に年が変わったから、という理由だけ。

日本の年末年始は「祈り」である一方、
諸外国の年末年始は「お祝い」。

何度も言うが、
「除夜の鐘を合図に、静かに精神をリセットして神社仏閣に詣でる」
という一連のスタイルは、日本独自の文化であり、
他の仏教国にも同じようなことは見られない。

これは日本特有の「神仏習合」の考えが今に続いているから。
「お寺で鐘を聴き、神社へ行く」という
お寺からの神社というハシゴができるのは、
日本人が神道(日本ネイティブな信仰)と
仏教(外来の宗教・考え)をみごとに融合させた結果、
その行動が現代にまで続いているから。

他の国ではひとつの宗教が生活や精神の根幹にあることが多いので、
日本のようにフレキシブルと言えばいいのか、
ファジーと言えばいいのかわからないが、
複数の宗教や考えを上手に取り入れて消化するという行動はあまり見られない。

素晴らしいと思うよ、日本人。

私がクリスマスイブのサービスに行ったときのブログで
アメリカでのクリスマスイブの行事を
「私は日本のお正月や初詣だと思って参加している」
と書いたが、
教会で「神仏習合」の精神を持って祈っているなんていう
シームレスなやり方をしているのは、
日本人である私だけだと思う。

今年も良いことがたくさんありますように。



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昨日スマホを触っていたら、突然出てきたことについて。
それは
「真岡郵便電信局事件」
というもの。

恥ずかしながら、私はこの事件のことを全く知らなかった。

事件の内容を簡単に説明すると…

当時はまだ日本領だった樺太の真岡(現在のサハリン)という町に、
真岡郵便電信局というのあった。
1945年(昭和20年)8月20日、ソ連軍がこの町に侵攻し、
電話交換業務をしていた12名のうち10名が集団自決し9名が亡くなったというもの


集団自決というと、
沖縄のひめゆり学徒隊が浮かぶが、
樺太でもこんな事件があったとは全く知らなかった。
そのためこの事件は「北のひめゆり」と言われている。
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私たちの認識では終戦は昭和20年の8月15日
この日、玉音放送が流れ、戦争は終結したはずだった。
しかし、その後もソ連軍は日本に侵攻し、日本軍の戦闘は続いていた。

これは国際法上大きな問題だ。

日本は8月14日にポツダム宣言受諾を連合国に通告し、
翌8月15日に終戦が告げられる。
この時点で日本は事実上の降伏状態に入っており、
全ての戦闘行為の停止が命じられていた。

しかし遡ること数日前の8月9日(長崎に原爆が投下された日)に
ソ連が日ソ中立条約を破棄し、日本に宣戦布告する。
そして8月11日から南樺太への侵攻を開始し、
その後9月5日までに、択捉(えとろふ)、国後(くなしり)、歯舞(はぼまい)などの千島列島に侵攻することになり、現在でも領土を支配している。
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日ソ中立条約は1946年(昭和21年)4月まで有効だったので、
8月9日の宣戦布告が条約違反になる。

またポツダム宣言受諾後の軍事侵攻は、
敵国が降伏の意志を示した場合、戦闘の継続は禁止という
戦争法に違反する。

このあたりはどこまで責任があるのかなど
深追いすると様々な見解があるので避けるが、
終戦と思っていたのに、ソ連軍が攻めて来たということで、
千島列島の人々は大混乱に陥った。

真岡郵便電信局には、
本州との連絡業務を続けるため、
疎開せず勤務を続ける電話交換手がいた。
それも若い女性たち。

電信・電話業務は昼夜を通して行われる業務だった。
8月20日早朝。
上陸したソ連軍は民間人に対しても無差別で攻撃をしかけてきた。
電信受付の女性は出勤途中で射殺され、
避難先の防空壕に手りゅう弾を投げ込まれ、殺害された局員などもいた。

もういよいよ、というとき
「敵の手に渡るよりも通信を最後まで守って死を選ぶ」
という覚悟でいた電話交換手は、
局内で青酸カリやモルヒネを用いて自決を図る。
自決して亡くなったのは
17歳から24歳までの女性9名
更にソ連兵の攻撃によって亡くなった他の局員を含めると、局の犠牲者は19名だった。
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戦時中に通信というのは、
情報源でもあり、軍と民間を繋ぐ手段なのでとても大事。
当時の通信職員は、
「死んでもブレスト(ヘッドセット)を外すな」
と教えられていたという。

交換手の最後の言葉は
「皆さんこれが最後です。さようなら、さようなら」
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北海道稚内市の稚内公園にある慰霊碑には、
彼女たちの最後の言葉が刻まれている。


「捕まるぐらいなら自決」
という精神というか価値観は、
沖縄のひめゆり学徒隊と同じで、
当時の日本的精神文化というか、
武士の切腹マインドというか、
その頃の日本人の美徳であり文化的アイデンティティであったのだろう。


当時真岡郵便電信局があった場所。
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建物は建て替えられているが、
今も当時の名残で郵便局と銀行になっている。


そして私はこの話が意外にも
映画化、ドラマ化された数が少ないことに驚いている。

今、このような内容を扱うと、問題なのかなあ。
大騒ぎする団体とかがあるのかなあ。
集団自決は良くないけれど、
日本人ってこうだったんだよ、ということを後の世に伝えて欲しいと私は思う。

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テキサス、特にダラスにいると
「ケネディ大統領暗殺」の話は何かにつけ出てくる。
そして今だに「犯人は誰なのか」という論議が絶えない。

意外に昼間に通ることののないダラスダウンタウンのフリーウェイで、いつも見ている景色の反対側からの写真が撮れた。
IMG_9637
良いお天気💕

そして、3本の道にそれぞれ違う名前が付いている場所を撮ることもできた。
IMG_9638
左から、ELM、MAIN、COMMERCEと書いてある。

そう、この陸橋の向こう、ELM通りでケネディ大統領暗殺事件は起きた。
先ほどのダウンタウンの写真の左下には、犯人が撃ったとされる『教科書倉庫ビル』とELM通りが写っている。
げんば
いつも「現場側」から見ていて、
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こっちからの写真ばかりなので、反対側からは、なんとなく新鮮な感覚だった。


今年は大統領選挙の年。
ロバート・ケネディージュニアが自らの立候補を諦めて、
トランプ前大統領にエンドースした(支持を表明)ことがニュースになった。
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ロバート・ケネディ・ジュニアは今年70歳。
ダラスで暗殺されたジョン・F・ケネディの弟で
司法長官だった、これまた暗殺されたロバート・F・ケネディの息子。

ややこしい。なぜ似た名前を付ける!!
(アメリカ人の名前はだいたい似ているものが多いけど...)

「ケネディ暗殺の犯人は誰なのか」
犯人とされる人物リー・ハーヴェイ・オズワルはなんとも言えない早いスピードで逮捕される。
しかし暗殺の2日後、ダラス警察本部から郡の拘置所に移送される際に、
ダラスのナイトクラブの経営者でマフィアと関わりが深いジャック・ルビーというオッサンにあっさり射殺されてしまう。
大事な容疑者を、その辺のオッサンにやられてしまうという、何ともお粗末な話。

このことで真犯人は闇の中に。
その後、この事件を検証するために設置された「ウォーレン委員会」の報告では
オズワルドの単独犯ということでケリがついているが、この委員会の報告内容に懐疑的な意見は多い。

それは、米政府が機密文書の一部を2039年まで75年間封印することを決めたからだ。
このことが、政府に隠したい事実があるのではないかと臆測を呼んでいる。

バイデン政権になって一部文書は公開されたが、
トランプ大統領候補は、ロバート・ケネディ・ジュニアとともに、
「もし2024年の大統領選挙に勝利すれば、暗殺や未遂も含めて、大統領を狙った事件を検証する独立委員会を設置し、ケネディ大統領の暗殺に関するすべての文書を公開する」としている。

トランプ大統領候補自身も今年2回も「暗殺未遂」に遭った。
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犯人は射殺、そしてもう一人は逮捕されているけれど、この犯人も本当に何の後ろ盾もない「単独犯」なのか...?

トランプは自分の「未遂事件」も含めて、徹底的に暴いてやる、と言っているので、
もし、3回目の暗殺(未遂であって欲しいけれど)が起きたら、
「調べられたらどんだけ都合悪いヤツいるねん!!」
と勘繰ってしまう。


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ケネディ大統領がダラスでオズワルドに暗殺されたという事件。

本当に犯人はオズワルドなのか...。
ダウンロード
結論!

わかりません!!

実は、なぜか日本にいる頃から、
なんなら、小さな頃から、
『ケネディ暗殺事件』というものに異常に興味があった私。
意味は不明だが、何故か気になっていた。
そんな私がまさか、日本を離れてダラスに住むことになるなんて不思議。

ケネディ暗殺事件に関しては、
本当にたくさんの人が研究していて、直接的な調査を(独自に)行っているし、
「本当の犯人を求めて」というテーマの書籍、映画などが数えきれないほどある。
映画で代表的なものは、
オリバー・ストーン監督、ケビン・コスナー主演の
『JFK』👇

*長編だけど見ごたえあり*

私は、昔から私なりに書籍、映画、ネットの情報、テキサスに移住してから行った講演などから自分自身の考えをまとめていた。
それらを総合して、私は、
”オズワルド犯人説には疑問を持っている”

理由はいろいろあるが、
あんな安っぽい銃では、連続して短時間に撃てない。
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これはミュージアムにあったシミュレーション映像。
1発目からとどめの1発まで、短い時間に撃たれている。
(銃声は2発、3発と証言が分かれている)
しかし、オズワルドが所有していて、犯行に使われたとされる銃は、
カルカノといって$13弱で購入されたのもので、(通販で買った!)
連射が正確にできるような性能は持っていない。(らしい)
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また、
証人がどんどん ”謎の死” をとげていること。
パレードのコースが急遽変更になったこと。
オズワルドを撃ったジャック・ルビーというオッサンもなぜ警察の内部に入ることができたのか不可解なこと。
私が疑問に思っていることはたくさんある。
そして、
オズワルドは逮捕後、犯行を否認している。

大統領を暗殺するなんて、ものすごいことである。
もし、自分に信念があって、
それが暗殺計画につながり、
そして成功したのだったら、
オズワルドはケネディが消えることで、
自分が理想とする世界(アメリカ)が実現できるのだから、
彼の計画は成功であり、
喜ぶといっては変だが、達成したという気持ちがあっていいのではないかと思う。
犯行声明ではないが、
「私が世の中のためにやった!!」と堂々と言うのではないかと思うのだが…。

でもオズワルドは、逮捕後、
「過去の亡命につけこまれた」
「自分は嵌められた」
「身代わり (patsy) 」

と、常にカッコ悪く主張し続けていた。

事件の調査はオズワルド単独犯で片付けられているが、
なんとなく、もっと大きな組織が絡み、
大きな陰謀が隠れているのではないかと感じてしまう。
*個人の感想です*

IMG_6126
現在の教科書倉庫ビル、
つまり、6th Floor Museumから見た現場。
道路には、✖印が付いている。
IMG_6124
今は木が大きく育っているが、当時はもっと見晴らしが良かった。
事件は1963年。
もう60年も前のこと。

真実は1つで絶対に存在しているけれど、
真実なんて、きっといつまでたっても判らないんだろうな。


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